お金で買ったもの日記+α

世の中はお金でできている

観た映画と読んだ本

映画「バイオハザード」のファイナルを観た。ようやく終わった……とおもいました。思い返せば15年前、最初の映画バイオが、サッカーワールドカップで日韓合同開催のあったときぐらいに公開されて、そのときに映画館で観に行った思い出。懐かしいですね。それからも映画公開の度に、映画館に足を運んで観ましたよ。ファイナルは、ゾンビとの戦いというよりは、生き残った人間どもの小競り合いといった様相で、世界が破滅するだろうときでも足を引っ張り合う光景はリアリティがありました。大団円でありました。全編とおしてみると、二作目が一番好きです。終わって良かった良かった。

バイオを観たあと、「わたしの小さな古本屋」田中美穂・著(ちくま文庫)を読了。古本屋読み物でも屈指の面白さでした。古本屋をやりたくなるひとが続出にちがいない(オレも読みながら妄想しました)。そして解説の早川義夫さんの文章に、静かに感動するなど……。著者も嬉しいのではないかなぁ。

「春の呪い」がたいへん良いのでみんな読んで・他

「春の呪い」【小西 明日翔・著】の最終巻を読んで、非常に複雑な気持ちに、なった。100パーセント幸せになれない感じがすごい。後ろめたさのクオリティが半端ではない。けどそうまでしてでも一緒になりたい情愛があるということをこのマンガは伝えてくれるのだ。ひりひりした。これは良いものだ。

「ガイコツ書店員本田さん」【本田・著】2巻、わりとニッチなテーマなのではないかとおもうけど、なぜか楽しく読める不思議。書店の現場は戦争だ。けど、ビッグカメラヨドバシカメラといった電気屋とかもっとすごそうだ。

ロトの紋章」【藤原 カムイ・著】26巻を読んでいると、歯をギリギリとしてしまうわけですよ。だって、前作で出たグノンが出てきていじわるするんですもの。まだグノンは良い。ゴルゴナ、てめーだけはゆるさん。ぜったいだ。勇者たちに、清々しいぐらい打ちのめしてほしいものです。

ダンベル何キロ持てる?」【サンドロビッチ・ヤバ子、MAAM・著】を読んでから、筋トレ頑張ってます。コミケの話で一番笑った。最高か。

 

ソシャゲに課金!

ゲームをやるときは、ストーリーを重視してプレイしたいと願う者ですが、最近やって面白かったのは「ファイナルファンタジーレジェンズ2」でした。

ソシャゲにあるまじき(!?)ストーリーの良さでした。主人公の前に、空から少女が降って来る(しかも隕石で)というありがちな話の始まりですが、最後でそのあまりの伏線を回収してくるのは予想外でした。たいへん良い第1章でした。満足度高いです。終わったあとに、おもわず課金しました。面白さに課金しました。最初から課金せんかいという意見もありますが、基本的に課金しなくてもなんとかなってしまいました。ただ、そのあとあまりやることなくなってしまうので、てきとうにレイドバトルしてます。いやはや、それでもひさしぶりに良いゲームをやりました。オススメです。

コミック新刊もろもろ

聖闘士星矢 エピソードG アサシン」【岡田 芽武・著】の最新刊ですこし泣きそうになる。シュラの過去エピソードが泣ける。昔に出たキャラが実は……みたいなフォーマットに、オレは弱い。劇弱だ。しかも車田先生のほうだぞ……。なにを言ってるかわからないとおもいますので、ぜひ車田先生の新聖闘士星矢をお読みくだせえ。

「トキワ来たれり‼︎」【松江名 俊・著】の最新刊では、なかなか面白い展開になっていて、個人的に好きな方向性だ。これからたくさん伏線などを張っていかれるとおもうので、回収の仕方も含めて楽しみです。

年末はコミックの新刊が多いのよ(半分うれしい悲鳴)

どんどこ新刊が出るので財布はみるみるかるーくなる。はたして無事に年を越せるのか! 

「ふしぎの国のバード」【佐々 大河・著】の三巻は、新キャラも出てきてますます楽しい。バードの本を読んでみようかしら。伊藤鶴吉のことも気になって調べてみたら、あんまり本が出ていないのですね。どこかの出版社さんが出せば良いとおもいます。

「さよならの生涯」【内田 実・著】は、世界観が好き。こういった短編マンガがもっと出てくると良いよね。買ったひとの本棚と書店の棚に長く残ってほしい一冊です。

「人生はいつもちぐはぐ」【鷲田 清一・著】は、マンガではなく文庫。時々鷲田先生の本を読むのですが、教わることが多く、グサリとくることがある。ボディにくる文章があるのは良いことだ。

七つの大罪」【鈴木 央・著】の最新刊を読む。ますます面白い。敵とのパワーバランスがシーソーみたいでハラハラしますね。けどそのバランスは悪くないです。

乙嫁語りの最新刊と八本脚の蝶

待っていました「乙嫁語り」【森 薫・著】の最新刊。われわれのパリヤさん、大活躍ですよ奥さん。ほのぼのですよ。この作品で一番パリヤさんが好きですね。一生懸命考えてしゃべろうとするんだけど、ちょっと失敗したり落ち込んだりと、見ていて楽しいです(本人は気を悪くするとおもいますけど)。そのパリヤさんと気が合いそうな殿方が現れてほんとうに良かった。末長くしやわせに!(まだ結婚してないですけど)。

 

そしてようやく「八本脚の蝶」【二階堂 奥歯・著】を読了する。買ってからずーっとカバンに入れてて、ゆっくりと読み進めました。途中から気になって、ネットで著者の日記を検索してしまい、がつんとショックを受ける。あまりの衝撃によろよろしながらも本書を読み進めることになり、結末を知りながら読むので不穏になっていく文に落ち着かなくなる。しかし、素晴らしかった。読みたい本が増えた。思考の触媒になった。効能が凄まじいです。寄稿文に作家や関わりのあるひとが文章を寄せていましたが、とにかく無念だったことが伝わってきました。本書に出てくる書店員の雪雪さんを調べてみると、行ったことのある書店で働いていて、あの素敵な売り場に目を輝かせた二階堂さんが目に浮かぶようです。末代まで大切にする一冊となりました。

巨人の最新刊と中村光の新作

進撃の巨人」【諌山創・著】の最新刊を読んで、連載時に読んでた内容を再確認。後、別マガで最新話を読む。情報量が多くて繰り返し読む。満足。ここ一年、「進撃の巨人」の展開が素晴らしくて、ほんとうみなさんに読んでほしいのだ。なぜ世界が巨大な壁に覆われているのか、その謎は読者の期待に応えているとおもう。

話には関係ないけど、別マガの短期連載終了率は、ジャンプに負けないほど多いとおもいます。

「ブラックナイトパレード」【中村光・著】も読む。おもしろかったぜ……。人外を描かせたら天下一品ですな……。ほどよくキモカワなやつらが多かったぜ……。次巻も楽しみだぜ!